数少ない「東京都公認指導員免許」保持者。
靴一筋60年。弟子や教え子はざっと千人以上。
1929年生まれ、現在82歳。
~略歴~
1948 | 19歳で靴業界に入り靴職人として働く |
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1959 | 池袋西武百貨店にて注文靴の店を開く |
1964 | 同時期、東京都身体障害者職業訓練校 製靴科の指導員となる |
1968 | 東京都職業訓練指導員免許を取得 |
1972 | 足立高等職業訓練校台東分校 (現、東京都立城東職業能力開発センター 台東分校)を創立。設立計画から生徒への 指導に携わり、定年退職後も講師を務め 台東分校にて計26年間指導に当たる |
1996 | エスペランサ靴学院にて講師を務める (~1998) |
1997 | 10名の生徒と共に巻田工房を開く |
1998 | 同時期、ギルド・フットウェア・カレッジ 最高顧問として指導にあたる(~2003) |
現在、巻田工房での技術指導に専念し、
靴職人の育成に力を注いでいる
デザイン・型紙・製甲(革の裁断、縫製)・底付の全200工程にも及ぶ伝統的な手縫いの製法を学ぶことができます。
また、初心者の方でも講義、実技を通して基礎から靴作りを学ぶことができます。
多くの実践を通して靴職人としての技術と感覚を磨いて欲しいと思う思いから、授業開始の早い段階で1足目の靴作りに入ります。
複雑な行程を何度も繰り返すことで本物の技術を確実に身につけていく。そんなやり方をしています。
底付製法は、マッケイ、ハンドソーンウェルト、ノルウィージャー、ノルベジェーゼ 他
[応用コース]にてダンスシューズ、スケートシューズなど特殊な製法技術の習得も可能
多くの生徒が在籍中に靴業界で社員となり、働きながら学んでいます。
未経験から工房で学び始め1、2年程度で靴業界に就職しています。
企画・問屋・底付け職人・修理と業種は様々ですが、一から靴を作り上げた経験は仕事で役立ち、自信にも繋がるようです。
また、他の靴学校で学んだ後、更に技術向上を目指して学ぶ人、靴業界で活躍しながら手製靴を学びにくる人とキャリアは1年~5年と様々です。
デザイナーになりたい人から靴職人として独り立ちする為に頑張っている人まで。
皆の共通点は「靴が好き」。